オンナにもオトコにも『内なる女性性』が重要です。
性のエネルギーとは、生命のエネルギーで
『 生きる 』ということ、そのものと関係します。
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つまり、性は『いのち』
というところに繋がってくる
人間としてもっとも大切なテーマとも言えるのです。
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性を無視して、生きるということはありえません。
なのにいま『性』についておおっぴらに語ると、雰囲気が悪くなることも多いのです。
僕らが、生命をもった人間として、
“本来の状態でない”ときに
産みだしたものは、ありとあらゆるものが歪みます。
つまり、先日お伝えした『オンナの本質』とは、そこに触れているのです。
いま『男性的な世の中」だからといって、
そんな世の中を変えてしまおう!と言っているのではありません。
確かに、『男性性』中心で動いている、
売上・利益追求、数字、結果、納期、一貫性、分析、理論、専門的なことが
評価される世の中ではあります。
そして、『女性性』つまり、
調和、協力、育む、小さなことを積み重ねる、周りに愛を分かち合うといったことが
大切だといっても、
急にその軸を中心に世の中が周るということではありません。
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そして、これは決して女性だけのテーマではなく、
男性のなかにある『内なる女性性』も重要なのです。
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僕らは、女性であっても男性であっても
『内なる女性性(アワ性)・男性性(サヌキ性)』をもっているからです。
女性性(アワ)は、『生命のエネルギー』の源となる性質です。
それがない男性性(サヌキ)だけから産み出されたものは、”抜け殻” 同然となります。
だから、”オンナがいない”場所から産み出されたものは、どんどん非人的、破壊的になっていく。
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インスピレーションは、
感受する女性性(アワ性)と
形にする男性性(サヌキ性)両面の働きによって形になります。
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豊かなインスピレーションを持った人の産みだしたものには生命が宿ります。
芸術表現、職人の作品、料理、洋服、家具、歌、ダンス、など・・
ありとあらゆるものに及びます。
そして、僕らはそんな生命をもったものと触れたときに、
そこからさらにインスピレーションを受け取ります。
これは、それらが生命をもっているからです。
インスピレーションとは、”生命の表れ”そのものだからです。
同時に、僕らがインスピレーションを表現しているときに、
僕らは “それ” に生命を吹き込んでいます。
そして、豊かなインスピレーションのためには
『 性のエネルギー 』というものは絶対に外すことはできません。
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僕らは、自分の心で感じ、身体を動かし、
つまり現実世界で生きることで見える世界で、
インスピレーションを具現化することができるのです。
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いまの男性化(サヌキ化)社会では、
女性性(アワ)がない、抜け殻状態のモノばかりが生み出されます。
女性性(アワ)は、生命エネルギーと繋がり、育む性質です。
男性性(サヌキ)は、それを具体的に形にする性質です。
女性性(アワ)だけでは、具体化はなかなか進みませんが、
(女性性の性質は、ありのまま、
つまり、いまの状態の維持だからです。)
男性性(サヌキ)だけでは、生命のない抜け殻のようなものだけが
産み出されます。
(男性性の性質は、いまの状態への変化をもたらします。)
つまり、女性性(アワ)と男性性(サヌキ)両面が大切なのです。
僕らは、内面的に女性性(アワ)・男性性(サヌキ)の両面をもっています。
この両面をどう活かすかがカギになってくるのです。