この人、なぜ「ごめんね」って一言、言えないんだろう?

 

『この人、なんでたった一言 “ごめんね” が言えないんだろう・・』

って、感じたことはありますか?


相手のことを『 許せない! 』『 理解したくない! 』『 共感したくない! 』っていうときには、その戦いは終わらないんですよね。
 
 
セッションやセミナーの仕事って、

『 相手の世界観、価値観なんだろう? 』ということを感じるところから入入ります。
 

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『 なぜ、この人はそう言っているのか? 』

『 なぜ、そう行動するのか? 』
 
が分からないと、つぎに何をしていいのか
進めることができないからです。


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相手の世界観や価値観を感じられると、面白いことがおきるんです。

『 あー、なるほど、僕でも同じことやってるよね。 』

って自然と感じるのです。


しかも普段だったら、自分と価値観まったく合わないはずの人でもですよ?
 
 
これって、同情や共感と違うんですよね。
 
 
同情とか共感って、相手を『こんな人』ってイメージつくって、勝手にそのイメージに対して『かわいそう』とか『苦労してるね』って思ってるだけ。
 
 
本人にしてはうっとうしく感じる場合もあるわけです。
 
 
だって、かわいそうな人にされてるんですよ?


相手にとっては、かわいそうって “枠” に当てはめていることになりますよね。 
 
 
それって、抵抗感感じますよね。
 
 
『 許せない! 』ってときも同じこと。
 
 
相手を、人として最低で最悪という “枠” に当てはめてるんです。
 
 
だから、いくらこっちから見て、非人間的で、最低で、どうしようもなく見えて、しかもこっちが完璧にただしかろうとなんだろうと、

相手が反省するなんてことはないのです。
 
 
『 認めさせよう 』ってことは絶対にできないのです。
 
 
『 なんでこのひと、”ごめんね”って一言、言えないんだろう? 』
 
 
というのは当たり前で、その時点でこっちが相手を

『 サイテーな人間 』

って “枠” に当てはめています。
 
 
同じ種類の人間なんて感じられてなくて、異質でどうしようもない。


相手を見下しているんです。
軽蔑して、バカにしてるのです。


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『 許せない!わたしは、可哀想な人 』
 
って思っていても、
相手を自分より下に見てるんです。


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相手からしてみたら、悔しいよね?
だって、見下されてるって感じてるんだもの。
 
 
だって、それを認めて『ごめんなさい』するって
 
 
『あなたの方が人として、上ですよ。人格はあなたの方ができているし、わたしはできていない人間です。

あなたの方が、人として素晴らしいし、わたしは人としてダメ人間です。』
 
 
これを認めるってことなんですよ。自分で “人としての尊厳” を落とすことを受け入れるってことなんです。
  
 
これ、友人や夫婦関係で、毎日のように起きてたらどうなると思います??
 
 
片方が、毎日のように『 許せない!謝りなさい! 』と言っていて、もう一方で謝り続けている人間がいたら、どうなっていると思います?
 
 
その、謝っている人って、自分を下げ続けてるんですよ?
 
 
プライド、どんどんぐちゃぐちゃで自分に対して自信を感じられなくなって、そして、力もエネルギーも日々、失っていく。
 
 
そして、積み重なった結果、自己表現もできなくなって

『 なっさけねーヤツ! 』って
さらにバカにされて、それも受け入れ続けて、自分をどんどん表現できなくなる。
 
 
こんな状況になっている方、セッションやっていてたまにありますね。

すっかり自信を失ってしまった方。
 
 
本当は、謝らなくてもいいし、状況をおさめるために謝るにしても自分の尊厳とかプライドまでもを貶さなくてもいい。
 
 
普通に見れば、『なんでこの人、こんなに自信ないの?』っていう場合、よくよく見るとこんなケースけっこうあるんです。
 
 
あまりにも、自分を下げすぎて、自分でもダメ人間だと思ってしまっている状態。
 
 
だからまあ、ひとりひとりが


『 なぜ、この人はそう言っているのか? 』
『 なぜ、そう行動するのか? 』
 
 
って、目の前の人のことを理解できるようになるだけで、かなり住みやすい世界になっていくのではないのかなー、と思うのです。
 
 

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