「自分を好きになる」「自分を愛する」なんてどうでもいい!

 

こんなご質問を受けました。

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自分を好きになるとか、自分を愛すると良くスピリチャルで言われるのですが
具体的にどうすれば良いのか分かりません。

欠点に気付いた時「それでもいいよ」と認めること?

自分を好きってどういう時に分かるのでしょう?

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まず、自分を好きになろうと意識すればするほど、どんどん自分を好きでなくなります。


自分を愛そうと意識すればするほど、どんどん自分を愛せなくなっていきます。


自分を好きになろうとしている時点で、その裏では、『自分のことを好きでない』という前提があります。

自分を愛そうとしている時点で
その裏では、『自分のことを愛していない』という前提があります。


つまり、好きになろう好きになろうすればするほど
『好きでない』『好きでない』と言い聞かせることになります。


愛そう愛そうすればするほど
『愛してない』『愛してない』と言い聞かせることになります。

でね、もし本当に “自分を好きな状態”、”自分を愛してる状態” があるとするならば

そもそも、好きとか愛してるが全く気になっていない状態
ということになるのです。


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“自分を好きでない状態” はありますが
“自分を好きな状態” は、本当はありません。

“自分を愛していない状態” はありますが
“自分を愛している状態” は、本当はありません。


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赤ちゃんをイメージしてください。
自分を好きとか嫌いとか
そういう概念に身を置いているでしょうか?


好きとか、愛してるとか、そもそもそんなものが存在していないので気にならないのです。


だから好きになろうとか、愛そうとか
頑張ってその状態を目指そうとすればするほど
“そうではない” ということに、ますます苦しくなっていくのです。


そんなわけで、敢えて目指すところをお伝えするならば

自分を好きでない状態から抜ける。
自分を愛せていない状態から抜ける。

ということになります。


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その入り口としてお勧めしているのは
『自分に正直』になるということです。


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自分の声をちゃんと聞く。自分を見る。
そして、それをちゃんと行うです。


つまり、やりたいことをやる。言いたいことをやる。

それが、ワガママだろうと、人の道に外れようと、迷惑かけようと、最低最悪でも、感じているのであればそれをする。


このとき、自分の中にあるタブーや罪悪感、ルールが徹底的に邪魔をします。


・人を傷つけてはいけない
・人を裏切ってはいけない
・セックスに溺れてはいけない
・欲望に溺れてはいけない
・奪ってはいけない
・ワガママはいけない
・贅沢はいけない
・人を嫌いになってはいけない
・悪口を言ってはいけない
・迷惑をかけてはいけない
・約束は守らなきゃいけない
・真面目に生きなきゃいけない
・など・・・


この、『~いけない』があればあるほど
自分を否定し、自分を醜いと感じ、自分を嫌いになり、自分を愛せなくなります。


この、『~いけない』がなければないほど
自分を肯定し、自分を美しいと感じ、自分を好きであり、自分を愛しているということになるのです。


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つまり、自分を好きでない状態から抜ける、
愛していない状態から抜けるということは

『~いけない』という枠を外していく
影響を少なくしていくということになるのです。


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単純に言えば、自分の中にあるタブーを犯しまくって、なお気にしないのであれば
かなり抜けてきているということになります。


そうしていると、多くの方はさらに浮上してくるものに気がつくと思います。

それは、両親です。


よく、幼い頃の両親に受けた心の傷があって自由になれない、両親に愛されなかったから人を信用できないとか、両親が認めてくれなかったから人に対して不信感がある

・・と思われている方がいますが
本当の問題をつくりだしているのは、両親からの影響ではありません。


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真の原因は、両親への愛です。
両親が大好きだということです。


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大好きだから、自分にとってはつらかったり
しんどいことでも受け入れてしまうのです。


大好きだから、喜ばせたいから期待に応えたくなるのです。


大好きだから、自分が本当にやりたいことも抑えるようになってしまうのです。


自分がしたいと感じたことでも、両親が悲しむのであればしたくないのです。


嫌だと感じたことでも、両親が喜ぶのであればしてあげたいのです。


もしあなたが、やりたいこと、表現したいことへ抵抗感や罪悪感を感じるのであれば
あなた自身をまず最優先にすると決めるのです。


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表現を変えるならば、自分に素直になるのです。


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好きなことへは、最優先で素直になり、求める。

嫌いなことへは、再優先で素直になり、拒絶する。

やりたいことへは、再優先で素直になり、やりつくす。

しんどいことへは、再優先で素直になり、やめてしまう。


それをしているうちに、次第に好きな時に好きなことをしている自分が存在しています。


そのうちに

『 あれ?自分を好きなんてどうでもいいや!だって好きに生きてるし! 』

となっています。


つまり、自分を好きになっている時には
“自分を好きになる方法” なんてどうでもよくなっています。


自分を愛している時には
“自分を愛する方法” なんてどうでもよくなっています。


自分を好きなる方法、自分を愛する方法なんて
どうでもいい!という理由です。

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