セミナーにお越しいただく方に、こう話すことがあります。
『 いまのあなたの状態では、心から望むビジョンは出てこないです。 』
とくに、女性の方に多いのですが、自分の人生を犠牲にして、
「誰かのため」や「何かのため」に生きることに慣れてしまった方は、実は、”心から望む”ビジョンが出てこない状態にあります。
自分以外の何かのために生きるようになってしまうと、
自分の感覚よりも、そっちを優先してしまいます。
その結果、【自分で自分が分からない】状態になってしまうのです。
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心から望むビジョンとは、”湧いてくるように”出てくるもの。
溢れるように、出てくるもの。
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幼い子どもたちを見ているとよく分かります。
彼らは、『好き!』『欲しい!』『やりたい!』を素直に表現します。
成長するに連れて、僕らは
・『これって、わがままだよね。』
・『迷惑かけちゃうよね』
・『常識的じゃないし・・』
・『もっと真面目に一生懸命やらないと・・』
・『もう大人だから、無責任なことはできないよね。』
・・などなど、『欲しい!』『やりたい!』に制限をかけるようになります。
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この、『欲しい!』『やりたい!』に制限をかければかけるほど、
僕らは自分がなにが欲しいのか見えなくなってきます。
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そのような状態で、心から望むビジョンは出てこないのです。
ですから、まず、あなたがもし心から望むビジョンを導くためには、好きなこと、心地いい事、なんでもいいので浸ってみてください。
そのうちに、『好き!』『欲しい!』の感度が高まってきます。
ときには、他の目を気にせずに、やりたいことを目一杯楽しんでください。
仕事や家庭のなかで、表現することが難しいのであれば、ひとりで、自由に味わえる時間を思い切ってつくってみてください。
僕らが純粋な『好き』や『欲しい』という感覚ではなく、”こうあるべき”という理想論や、頭で導いたビジョンは、僕らのハートにスイッチを入れることはありません。
そこから導き出したプランは、僕らのモチベーションを高めることはありません。
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本来、ビジョンは難しく考える必要も、理屈も必要がないのです。
あなたの感性、感覚から湧いてくるものだからです。
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心から望むビジョンを導くための第1歩、
「好き」「楽しい」という感覚を蘇らせること。
このことを意識してみてくださいね。