LDM(ライフ・デザイン・メソッド)は、一般的なマーケティングのセオリーを無視して進めています。
どちらかというとモノづくりや子育てに近い方法です。
時間も手間もかかる割にはすぐに儲かるやり方ではありませんが、確実に伸びていき、強固な土台を築くことができるので、一度形になったときにはなかなか崩れることはありません。
子育てと同じで、手間暇をかけていきますのでかなり地道で根気もかかります。
今までこの方法を誰かに勧めたことはあまりないのですが、ここに来てお伝えする機会が増えています。
世の中でこれまでにない新しい価値を生み出す方法、イノベーションを引き起こす商品開発の方法はあります。
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その基本は、『ビジネスや商品の声』
を聴いてカタチにするということです。
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商品を生命体として扱うと、商品そのものに意志があることが分かります。
ミッションや進みたい方向があります。
関わりたい方(クライアントさん)がいます。
僕ら人間もこの世界での役割があるのと同じように、ビジネスや商品にも、この世界での役割があります。
この『ビジネスや商品の声を聴く』とは、その役割を見出し必要な方へ届けるということになります。
それが分かってくると、ビジネスや商品を通してインスピレーションが降りてくるようになります。
産まれたばかりの頃は子どもと同じで最初はよちよち歩きで頼りありません。
でも、一生懸命声を聴いて、手をかけていくと、ある時から、ビジネスそのものが意思をもったかのように自然と伸びてきます。
通常、マーケティングのセオリーとは、『クライアントの声を聴き、望むものを形にする』という方法です。
これに対し、『ビジネスや商品の声を聴く』とは、ビジネスや商品のもつ意思やメッセージ性を合わせて世の中に広めていくことが必須となります。
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『なぜあなたにとって必要なのか?』
『あなたの人生がどう変わるのか?』
『世界はどう変わるのか?』
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ということを伝えていくということになります。
appleのスティーブ・ジョブズさんが行っていたことですね。
これは “売れるものを売る” というのとは、全く違った方法論ですが自身を通して何かをカタチにする以上、このやり方にはこだわって来ましたし実際の成果にも繋がっています。
世の中にメッセージ性のある商品開発を今後も続けたいですね。
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「無意識の、もっと底に行かなきゃいけないんだよ。
無意識じゃないんだよ。どこに繋がっているんだか分かんない底に行くんです。
作品ってそうだよね。意識の下が、全部無意識だっていう考え方は間違いだよ。
無意識っていうのは、個人のもんだけど、もっと下に個人のものじゃないものがある。」
─ 宮崎駿
「欲しいモノを見せてあげなければ、みんな、それが欲しいなんてわからないんだ。
だから僕は市場調査に頼らない。
歴史のページにまだ書かれていないことを読み取るのが僕らの仕事なんだ。」
─ スティーブ・ジョブズ
「独創的な新製品をつくるヒントを得ようとしたら、市場調査の効力はゼロとなる。
大衆の知恵は決して創意などはもっていないのである。
大衆は作家ではなく、批評家なのである。」
─ 本田宗一郎